企業・団体

特定非営利活動法人 スコップ

【インタビュー】今回は埼玉県で子ども食堂などを展開されている特定非営利活動法人スコップの副代表の小池 祐士様に子ども食堂でご活用いただいている様子を伺わせていただきました。

[ 団体名称 ] 特定非営利活動法人 スコップ
[ 施設分類 ] 特定非営利活動法人(NPO)
[ 利用目的 ] 子ども食堂/レク/イベント /アクティビティ
[ 使用商品 ] パウダーアート

副代表 作業療法士 小池 祐士 様

参加者間で交流できる「地域交流拠点」を目指して

――まずは特定非営利法人スコップ様の事業内容について、簡単に確認させていただきたいのですが活動内容など教えていただけますでしょうか?

特定非営利活動(NPO)法人スコップは、2020年2月に、作業療法士5人で市民活動団体スコップという形から始まりました。活動開始は結婚式場を運営する企業の協賛を得て、埼玉県初の結婚式場で開催される子ども食堂「ベルヴィ越谷食堂」や「ベルヴィ春日部食堂」の運営を行っていました.
その後、2023年1月に活動を広げるためにメンバー5人を新たに加え、NPO法人となりました。現在は、子ども食堂の他、学習支援教室やなんでも相談などの活動を展開しています。
このような活動をしていく中で,放課後等デイサービスのような公的機関などの制度に基づく「フォーマルサービス」を受けていても、生活課題を解決できずにいるケースが多くいることを知り、公的サービスとNPO法人などによる「インフォーマルサービス」の間を埋めるためのサービスが必要であることを痛感し、運営母体として合同会社も設立しています。

――弊社へご相談いただく前に抱えていた、お悩みやご要望を教えてください

子ども食堂は「貧困家庭の子どもを対象に食事を提供する」というイメージが強くありますが、「地域交流拠点」という目的もあります。そのため、ただ食事をする場所にするだけではなく、「地域交流拠点」という目的達成のために、私たちが運営している子ども食堂では、食事の前に参加者間で交流できるイベントを行っています。そのイベントの準備に、時間と手間を取られてしまうことが多々ありました。また、準備したイベントでも参加者の年代によっては楽しみにくい内容や、集中が続かない内容などもあり、すべての参加者が楽しく行う事の出来る内容を日々探していました。

――さくらほりきりのキットを知ったきっかけは何ですか?

私たちは作業療法士という専門職であり、埼玉県作業療法士会という専門職団体にも所属しています。その活動の中で、「さくらほりきり」さんの商品に触れる機会がありました。

――キットを見ての第一印象はどうでしたか?

商品を作成する過程やその説明についても、とても簡単であるにもかかわらず、出来栄えはとても素晴らしく出来上がることに驚きました.そして、大人でも作業に夢中になるほど楽しく行う事ができました。

――そのなかで、弊社のキットを選んでいただいた決め手などがあれば教えてください。
私たちが運営している子ども食堂の参加者は、未就学児が多いという特徴があり、未就学児でも楽しんで作業できる商品があったためです。

未就学児でも集中して楽しむことができた

――弊社のキットを導入して、お悩みや課題が解決された点を教えてください

まず、イベント前の準備の時間や手間が格段に解決されました。

また、イベントの参加者である未就学児でも集中し、楽しんで作業を行う事が出来ていたこと。一緒に参加している保護者の方々もお子様との共同作業を楽しんでいる姿を

みることができたことで、素晴らしい商品であることを実感しました。

――弊社のキットを導入して気に入っているポイントや、導入したあとに気付いた点などはありますか?

気に入っているポイントは、商品を作製する作業やその作業説明が簡単であること、作業時間も短いこと、それにもかかわらず見栄えの良い作品ができあがることです。

活用後に気づいたよかったポイントとしては、商品を作製した参加者の満足度が予想以上に高いことでした。

親子でも楽しめる

――弊社の商品キットについて、参加者の方々からの声や感想などはありますか?

「親子共々とても楽しめた」、「記念品として残ってよかった」、「毎日バタバタしているが、ゆっくり子どもとの時間が取れて毎回楽しみにしている」、「普段家の中ではできない作業でとても珍しく楽しむことができた」と大好評でした。

――その他、印象に残った点はなにかありますか?

完成した作品を他の参加者に見せて共有していたりなど、参加者間の交流が生まれたことはとても良かったです。

――最後に御社の今後の展望や、さらに伸ばしていきたい分野、このインタビューをお読みになる方に伝えたいこと、アピールしたいことなどがあればぜひ教えてください

作業療法士は、リハビリテーション職種の一つであり、障がいのあるなしに関わらず、みんなが自分らしく生きていくことを支援します。そのため、私たちが運営している子ども食堂は、赤ちゃんからお年寄りまで、障害のあるなしにかかわらず、誰でも集える食堂を目指しています。

また、これまで私たちが送ってきた人生の中で私たちは何かしらの得意なこと、詳しい知識などを身につけており、100人いれば100通りあると思います。それらを発揮する場が今の社会には少ないですが、その得意なことを見たい人、詳しい知識を聞きたい人、教えてほしい人は必ずいます。ただご飯を食べる場だけではなく、皆さんの得意なことを活かせ、教えたい、教えてほしいなど、皆さんを繋ぎ合わせる場を作り、いつまでも安心して楽しく暮らせる地域にしていきたいと思って活動しています。

特定非営利活動法人 スコップ ベルヴィ春日部子ども食堂
代表 松永 乃吏子 様 副代表 小池 祐士 様

https://www.utinaruheiwa.com/

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